11月~12月上旬に見て・読んで良かったものまとめ

f:id:yun_sakura:20181207134314j:plain


ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション

エヴァ前にとんでもない爆弾がやってきた……。旧劇のラストのような構図でエンディングを迎えるのがまたグッとくるものがある。エウレカはシンジ君がシンジ君をやめる話だと思ってます。

ウィズダムズのけものたち

モナーBLです。ケモノが流行っているので、手に取ってみた。何気に人生初。ファンタジー要素アリで可愛い。初心者向けの内容なので安心して読めた。


・かげきしょうじょ!! 1 (花とゆめCOMICS)

ヅカ系の百合っぽい漫画。歌舞伎も絡んでくる。演劇やってたので楽しめた。続きが気になってしまっているので新刊出たら買っちゃいそう。


・ブルーピリオド(3) (アフタヌーンKC)

今年一番面白かったと思った漫画です。激推し。東京藝術大学を目指す王道受験マンガというだけで、独自路線走っていると思うんだけど、ちゃんと絵にまつわる技術や観賞の知識を盛り込んであって勉強になる。抽象絵画や絵とかなんだかわかんない!という層にもオススメできる一作。最高でした。


・終わりと始まりのマイルス1 (Fx COMICS)

エロエフの連載作品ですね。もう新刊出ないらしく残念です。SF×エロ×ラブコメという組み合わせが斬新な世界観でとても良かったのになあ。


美術手帖 2016年8月号

あいそももかさんの表紙がとても好きです。2年も前の雑誌ですが、内容はVR技術や3Dアニメーション制作に纏わる特集です。非常に興味深い内容でした~。3Dポリゴンアニメって動きや癖がなくてあんまり好きじゃなかったんですが、最近は宝石の国のアニメが良かったので手に取ってみました。3Dアニメって演劇みたいな総合芸術の世界なんですね。


PSYCHO-PASS ASYLUM 1 (ハヤカワ文庫JA)

サイコパスがふたたび劇場アニメになって戻ってくるとの事で積読解消。いただいた本だったのだけどしばらく読むきっかけがなかったが、ちょっと読み始めたら手が止まらなかった!スピード感がある展開。あと気持ち悪くなるくらいグロい……。特に『無窮花』というエピソードが良かった。チェ・グソンという脇役キャラが主人公をつとめているが脇じゃおさまらないくらいの壮絶な過去があった、というお話。これくらいスピード感を持って読ませる文章いいですね。おちんちんちょん切られる描写と強姦シーンは本当に痛々しくてきつかったです。ちょっと辻褄合わないところもあったけど読ませる文章でした。PSYCHO-PASS ASYLUM 2 (ハヤカワ文庫JA)の弥生たんのエピソードも読みたくなった。

・TVアニメ『ACCA13区監察課

すこぶる良かったですね。自分好みで一気見しました。以前トーストに関するブログ書いたんですが、このアニメのキャラクターは全員トースト大好きで私的に最高でした。美味しいものを追求しながら、クーデターに巻き込まれていくっていうシリアスな展開なので、そのバランスが非常に良かったです。多分漫画も読むと思います。OPが中毒性高くて耳に残るのでそっちも聞いてみてください~。

omaega-shine.hatenablog.jp

女性同士の恋愛を描いた作品は全て百合なのか?―百合試論小説の電子版を公開しました。

f:id:yun_sakura:20181203132617p:plain


百合は好きですか?

私は百合が好きです。でも私には百合が何なのかわかりません。



文学フリマで販売した『祝祭』に寄稿した『星の夜』という小説をnoteで販売&公開しました。よろしければ課金してご覧ください。課金したくない方はこの記事をご覧ください。

note.mu

正直、今回は巨大な宝石を削っていたら、形を整えようと努力して、中心に大きな空洞をあけてしまった、という出来です。(察してください)

なので、ざっと『星の夜』について書きたかったことをまとめます。

今回は『祝祭』という共通テーマで、前回同様(前回は百合SFを描きました)百合を描こうとしました。『祝祭』からストーリーをイメージし、そして書き上げたのが『星の夜』という小説です。

『星の夜』は、白いフリルのついた制服を身に纏い、外部から隔離された女子校でのびのびと育った、純粋無垢な少女たちの性欲についてのお話です。

 

話は振出しに戻りますが、私は厳密に、百合の定義がわかりません。

 

少女セクト』や『オクターヴ』(なんと、ガレットで秋山はるさんの新作が掲載されたそうです……)『ガールフレンド』といった名作揃いの素晴らしいジャンルです。

ですが、『女性同士の恋愛を描いた作品』を百合だと扱ってしまうと、何だかエロ漫画的解釈になってしまうので避けたいとおもいました。(エロ漫画はエロ漫画で面白みがあります)

私は、同性を好きになった(性的、恋愛、友情、憧憬)時に抱く、複雑な感情に百合らしさを感じます。一言で表すと、どの感情も『好き』に限りなく近いですが、その時に友情や恋愛、憧憬を行ったり来たりを繰り返す複雑な乙女心を百合的なものだと思っています。なので、百合って何?百合ってレズ?と聞かれると困ります……。

じゃあ『女性同士の恋愛』を描いていて、カップルのうちの一人は、単なる性欲で相手の事を好いていて、もう片方は、女子校生活ゆえ異性カップルに憧れを抱いて真似事をしているだけだったら、それは百合に見えちゃうのかしら、それって本当に百合なのかしら。

という疑問を投げかけて作りました。

『星の夜』のヒロインの二人は、カップルですが、『性欲をぶつける相手が欲しかった』女の子と、『異性愛に憧れを抱いてその真似事をしたい』女の子です。

二人は、お互いの『好き』が、なんとなく『本物』でないことに気付いています。でも、お互いに執着して恋人を続けます。『文化祭』という学生生活最大の非日常イベントを控えて感情が高ぶっている中、二人は性欲に翻弄されながら『本当の好き』を探ろうとします。

この作品を通して、『女性同士の恋愛』を描いた作品が全部百合になってしまうのが悔しいが、作者(私)は何が百合なのかわからずに苦悩している、というのが伝われば幸いです。

 

みなさんも百合について一緒に考えていきましょう。

 

それでは。

 

夢日記11/30

私は最終出勤のあとに上司と一緒に帰ることになった。上司は女性で、とても小柄だが歳が一回り上だった。その上司とメールについて話してると、列車が私の最寄り駅のホームに滑り込んだ。いよいよお別れの時に、私がお世話になりましたと告げようとすると、上司は車内で私の唇にキスをした。特別な別れのようで少し嬉しかった。挨拶のキスがあるならこれはお別れのキスに違いない。性的なものを感じさせない特別なキスだった。

私は驚きで言葉を失ったまま、内心嬉しくなってホームに降りた。すると、ホームにはぬいぐるみを抱えたたくさんの人だかりが出来ていた。白人が多かったので、英語で「どうしてぬいぐるみをかかえているの?」と聞くと、白人は気さくに答えてくれて、私たちは英語で言葉を交わし、楽しくすごした。胸中はキスでふれた唇のことでいっぱいだった。

文フリお疲れ様でした。感想などもろもろ。

f:id:yun_sakura:20181126131001j:plain

こんにちは。昨日、文学フリマ参加してきました。

『祝祭』というテーマをそのままタイトルにしております。
私を含む5人の執筆者がSF、純文学、百合といった様々なジャンルで、それぞれの『祝祭』を描きました。まだ在庫少しありますので、興味がある方はご連絡ください。通販価格は600円+送料となっておりますのでよろしくお願いいたします。高いヨ!という方は、次回イベント時にお求めいただくか、noteに自分の作品は(今回あんまりうまく書けなかったのですが)アップロードしますので、それでもよろしければ是非見ていただきたいです。


怠惰にしてしまった告知ですが、退職+転職+執筆で超バタバタしており、なにも宣伝できませんでした。反省しております。次回からきちんと告知もします。(広報もします)

初参加と記載していますが、以前も執筆してます。
というのも、

omaega-shine.hatenablog.jp

去年の私は寄稿したのにも関わらず、ノロウイルスで死んでいたからです。

ノロウイルス本当に怖いですよ。地獄の苦しみのあとに、現在まで体重が戻ってませんし、なによりも胃腸が以前より弱くなってしまいました。お気を付けください。

手洗い、うがいを徹底して、罹患したら絶対に家から出ないでくださいと言いたいくらいです。キッチンハイターで除菌して、人に迷惑かけないようにしましょう。

さて、初めての文フリに参加した感想です。

とても楽しめました。売るのを。

お買い物をする時間はほとんどなく、ひたすら本を売ってたら一日が終わってしまいました。49冊ほど売れました。沢山の方にお手に取っていただき、たいへん嬉しいです。とてもありがたいです。また、既刊の『リクナビ2084』は、持参した分は完売しました。まだ主催者の家に在庫があるそうなので、次回参加する際に持参します。『祝祭』も余りがあれば、次回参加時に持参すると思います。

今回ですが、私は百合というジャンルで執筆しています。
前回も百合です↓

箱女|はるしお|note


今回はサンテグジュペリの『星の王子さま』をベースに自分の好きな「隔離された学校+世間知らずのお嬢様+百合」という要素を詰め込んだ作品となっております。それがなぜ『祝祭』に繋がるのかはぜひ本文をご覧くださいませ……。

ではでは。

f:id:yun_sakura:20181126131053j:plain

体も頭も糸で地面に繋がれて逆さまの操り人形になったような気分の憂鬱が続いている。高校のときから、憂鬱が極まると蟲の幻覚を見る。はじめは細かい毛を生やした黒い蜘蛛だった。電車の中でふい髪をいじった時、手に違和感を感じ、それを掴むと、蜘蛛だった。手のひらにざらつく細かい毛に驚き咄嗟に払いのけたが、蜘蛛の姿はどこにもなかった。それ以降、疲れを感じたり冷や汗をかく思いをして不安になって自分の体を触ると、自分の黒くてゴワゴワとした細かい毛を持った蟲に触れる感覚があった。蟲は突然視界に入って、掴むとどこかへ消えてしまう。掴みどころのない不安そのもののようで、本当に怖い。

濱口竜介『ハッピーアワー』感想

f:id:yun_sakura:20180929123754p:plain

カメラは人を平等にする。濱口竜介のカメラは全ての人に平等だと思う。

 

『ハッピーアワー』の感想をちょろっと。フィルマークスにも書いたけどブログにも残しておこうかと思った。(物覚え悪すぎてブログとかにまとめて残さないとすぐ忘れるんですよね)『寝ても覚めても』がかなり良かったのでAmazonで即買いました。好きなものを好きな時に買える時代最高。あとユリイカもちゃんと買いました。

 

私はこの映画の5時間17分が本当に興味深く、心地よかった。買ってよかった。

社会人になってよかったのは、エロゲと映画と漫画と演劇と音楽とゲームに惜しみなく金を使えるところだ。ていうか本当にお金の面でしか今のところ良いところがない。ウケる。

 

さて。

有言実行なので『寝ても覚めても』の視聴後に買って見た。『ハッピーアワー』のキャラクターを全員愛したくなるような、セリフと濃密なディスコミュニケーションがとても心地よかった。

印象的なシーンをいくつか挙げると、

  • 冒頭の鵜飼さんの顔が逆光で見えないところ(鵜飼さんのよくわからない・捉えづらい・不確かな人物像を示しているように思える)
  • 良彦が階段で崩れ落ちて、その背中を見つめる桜子のシーン
  • クラブ?で松葉杖でリズムを取るように歩くシーン

がとても印象的だった。

 

この映画は、冒頭の胡散臭いワークショップで行われた、人が人とちょうどいい距離感を見つけていこうとする過程を描いていると思う。

 

冒頭のシーンで、ヒロインは鵜飼のワークショップで、見ず知らずの参加者たちと円を作ることに挑戦する。何人かの人間で円のようなものを作って、お互いに喋らず触れたりせずに丁度いい距離を探っていく。この取りそのものが映画の内容だと思う。

 

この映画に出てくる女性たちも、その女性とうまくいっていない男たちも、登場人物一人の視点で判断すると、イヤな悪いやつに見える。が、カメラを通して見るとそこにいたのは、ただめっちゃ不器用な人間たちだった。


そして、胡散臭いワークショップでやったように、人生でも同様、新しく出会った人や、予期しない出来事によって容易に崩れるバランスを、コミュニケーションを通してバランスを取りなおしていく。(発見する)

私たちはくっつきすぎず、離れすぎず、コミュニケーションを通して丁度いい距離(バランスが保たれた状態)を探っていくのだ。


映画の中盤、純が姿を消し最後まで不在だが、それがバッドエンドだと思うかは本当に主観に過ぎないと思う。


私はあれは丁度いい距離に捉えられるんじゃないかと思った。ジュンは新天地でうまくやれているんじゃないかな。


そしてその不器用さを全てとらえ、丁寧に描こうとする濱口監督はめっちゃ人間を愛しすぎている、カメラの眼差しに愛を感じた。

言葉を失う恐怖から逃れるために朗読を始めた

soundcloud.com

朗読というものを始めてみました。

詩をよむということに、今更ながらはまっています。

きっかけはネガティブです。

というのも、日々言葉を咀嚼するという機会が減ってきていて、私はその機会が減ることにかなりの恐怖を抱いています。言葉がツールとしてしか利用できていないからです。私は言葉の音感とリズムに心地よさを感じていたのですが、今の私は生活においてその心地よさを追求する余裕がなく精神的によろしくない状況なのです。ですので、朗読を始めてみました。

読み方は様々で、トラックによって意識している事が違います。

本来の朗読の美しさからかけ離れているかもしれませんが同人活動のような無法地帯を受け入れて欲しいです。いつかあなたをよめますように。