冷静と失禁のあいだ

死ぬまで踊り続けるマグロさんの話

村上春樹が嫌いな人のための親切心の欠片もない読書案内

かなり昔に書いた下書きを発見したのでうpってみました。途中で力尽きたので投げたんだと思います。実際に感想核のめんどくさくて投げました。何がしたかったのでしょうか当時の私は!

村上春樹の作品を幾つか挙げて超適当に説明しているので全く興味ない方にもハルキストの方にも優しくない感想で書かれております。そういう不親切なところだけ村上春樹流を真似てみました。ではどうぞ。


村上春樹という作家は、小説で表せる抽象表現の限界を描く作家であり、内容とやかくは言及すべきでない作家だと思っております。
人の気持や感情は常に曖昧で、例えようのない気持ちが湧き出ては言語に変換されることなく知らない間に消えていきます。
こういった、捉えられない感情を表現しようとする不思議な作家さんだと私は思っているのでかなりはっきり賛否両論、好き嫌いが別れていたので、お勧めのものをピックアップしたいなあと思って書きました。(※結果だめでした。)
私は村上春樹の作品がすごく好きなのですが私の母親と何人かの友人は意味不明というラベルを貼っているので、そういう人達に向けて超絶独断偏見個人的にオススメの作品と地雷作品をできるだけネタバレ全力回避で紹介していきたいと思います。


自分が一番好きなのは「ノルウェイの森
なのですが、完全に雰囲気小説です。オチは不完全燃焼と言っても過言ではないです。モヤモヤした読者に解釈を求めるようなエンディングは確実に人を選びます。むやみやたらにセックスすることで有名な村上作品のキャラクターが乱交パーティーのごとく作中でヤリまくります。
また、主人公や登場人物でマトモなキャラクターがいないので感情移入もしにくいです。
登場人物の言い回し、人の死を客観的、ときには感情的を交えてただひたすら語られる内容を面白いと思うかつまらないと思うかは本当にその人次第だと思っております。ちなみに母評価は「キモイ、意味わからない」の二点張りです。
ではなぜ好きなのかと聞かれますと、村上作品の中で比較的読みやすい村上春樹的文体で書かれているからです。とてつもなく理解し難い感情をわかりやすく頭に入りやすいように言葉が慎重に選ばれていると思います。話が好き、というよりかは文体が好きな作品です。

次に「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が好きです。
この作品は抽象表現がかなり少なく、物語の構造が明確で伏線もきちんと回収しきれているので雰囲気小説が無理!という方におすすめです。
ノルウェイの森が無理だった方はぜひこちらを読んでみてください。あのもやもやが浄化されることを切に願っております。ただ、理解不能の生き物や状況がありまくりなのでジャンルとしてはファンタジーに入るかと思われます。
ドラゴンとか魔法とかそんなものではなく、「羊男」とかなのでファンタジーのきらきら感はないです。

海辺のカフカ
ノルウェイの森と世界の終わりとハードボイルドワンダーランドの中心くらいにある表現で展開していきます。
わたしはこの小説を読んだ後ものすごく旅に出たくなりました。(安易)主人公が二人いて交互に展開していく、というのはカフカでも1Q84でもおなじみになったんでしょうかね。個人的にはそのほうが先に進めたくなるので好きです。
抽象表現がノルウェイの森より少ないので村上春樹の文体に慣れるのにオススメです。

「1Q84」
何があったのかは知りませんが、ここで文体が唐突にハッキリとしたものに変わっていました。
と、同時にあの独特な抽象表現は減少しました。抽象的表現が好きだった自分としては悲しいです。ちなみに1巻が相当つまらなく2巻で急激に面白くなり、3巻でゆるやかに終わります。
カフカの書き方と似ていて、何人かの登場人物の視点が繋がっていくという物語です。
うーーーーーーーーんぇぇええぇおおおおおお?ぇええぇ?っていう感想が妥当だと思った。

「色彩を持たない田崎つくると彼の巡礼の年」
村上春樹終了のお知らせかと思ったこの作品は完全に地雷だと思ってます!!
村上春樹みたいな文体が嫌だ、と村上春樹自身がインタビュー集で述べていたのですがまさかこんな形になるとは思ってもいませんでした。無かった事にして欲しいです。葬り去りました。南無。登場人物の真面目なセリフに笑ってしまう。
え、笑っちゃうでしょ。

スプートニクの恋人
同性愛がでてきますがそんなに印象深くないのでそういうのが苦手な方もとっつきやすいのでは。
大きく展開することなく終了し、なんだかあっけ無さを感じました。あんまり好きではないです。印象深くなさ過ぎて感想が言えない・・・。

国境の南、太陽の西
ノルウェイの森を読んだ当初は、存在すら知らなかったので読んだのは割と最近でした。
そもそも話題になったのでしょうか。埋もれた感じがありますが、浮気を描いた作品です。
恋愛のどうしようもなさを描いている所は見ものだと思います。すごく好きです。終わり方はとてもそれらしい。夏休み期間中に毎日読書してたんですがその時に読んで結構気に入ってるのでちゃんと購入したいです。

「ダンスダンスダンス」
非常ーに面白かったんです、1巻は。でもそれだけでした。
なんなんだ!と怒りを覚えた思い出があります。読み手に優しい表現が多かったのですが、2巻ではそんな優しさは見られません。
一巻をよんだときは、これは一番面白いかもしれない!と思ってしまったのですがそんな幻想は二巻でぶち壊されます。け、けっきょくなんだったんだ彼は・・・。




力尽きたのでここで文章終わってます。
これかいたときはきっと情熱あったんだよ・・・。書き直している今は情熱なくて萎んでいる。

参考にならなくてすみません。


あ、そういえば自分は感想とか聞かれても小学生並の感想しか言えないことでよく怒られてたことを今ここで思い出しました。
改めて実感できましたね。いい経験にさせていただきます。(無理やり完結)