冷静と失禁のあいだ

死ぬまで踊り続けるマグロさんの話

喉に蝉を詰まらせて泣きたい

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夏に入っても入らなくても、蝉はいいなって思う。
蝉は一週間で死ねる。
人間は一週間で死ねないし。一週間あったらそれなりに読書できるし、ドタバタしてる間に死ねる。多分死ぬときは、あー疲れた、でもちょっと名残惜しいなって死ぬんだろう。やっと死ねる何て思って死にたくないものよ。
蝉はいいなっておもうことふたつめ、蝉はあんなに煩わしいのに夏を思わせるとこ。あの、うるさくて迷惑でしかない叫びが、ミーンミーンとしか叫べない畜生が、夏の風物詩なのだ。あいつら、どんなに叫んでも、夏の代表になれる。
人間はどんなに叫んでも迷惑でしかならないのに、蝉は必ず夏になれる。
叫ぶことを許されている、美とされる。
人は許されてない、小さな声で語ることしか。