冷静と失禁のあいだ

死ぬまで踊り続けるマグロさんの話

他人

言いたいことがうまく言えないから、めちゃくちゃに喋った。


喋りたくても喋れないから手を離した。


手を離したら、他人になった。


さっきまで繋いでた手が、雑踏の中に混ざって消えていくと、やっぱり他人だった。

そっか、他人だったんだ、と、ようやく気付いた。