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冷静と失禁のあいだ

アンハッピーセットのオマケは幸せな夢を孕むか

今日は何もできなかった

「えーん、えーんしにたいよう」

と、わたしがいうと、なでなでしてくれるお仕事を持った人がわたしの隣りで、またかよ、という表情を作ってから「はいはい、よしよし~」と言ってくれました。

わたしは「うるせえ!こっちはしにてえんだぞ!」と理不尽に怒鳴り出すと思ったら、次の瞬間には「ヨーグルトが食べたい!」と唐突に声を上げていました。

「さっきまでラーメン食べたいって言ってたじゃん!?」と驚かれました。

「いや、ヨーグルトが食べたいの!」と言い張ると勝手に席を立って走り出していました。「わたしはヨーグルトを食べるんじゃ!!!!!!」

いつもわたしの行動は唐突に行われることが多く、切り替えスイッチが入るタイミングもめちゃくちゃ、そのものでした。

近くのスターバックスに足を運んで、無事に欲求を満たせました。


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「うーん、おいしい」と、あたしが笑うと、同じように笑ってくれました。チョットそのことがうれしくて、おいしい、おいしい、と壊れたレコードの様にしばらく連呼してました。実際ヨーグルトは美味しいしね。

「どうやってみんな生きてられんのかなあ」ふいにわたしが口にしました。またひとくち、ひとくち、とヨーグルトを口に運んでいくだけの作業を繰り返しているだけなのに、心は少なからず満たされていくのを感じていました。

 

「みんなヨーグルト食べて生きてられてるんだよ」

 

「そうかあ」

 

「うーん、そうかなあ」

 

「そんなもんかあ」

 

「そんなもんだ」

そんなもんなのか、と肩に入っていた力が抜けて、胃にヨーグルトを流し込み切ると、ビフィズス菌がいきいきとお腹で働いていることを思い出しました。