冷静と失禁のあいだ

死ぬまで踊り続けるマグロさんの話

神待ち掲示板

エリートでありたいとか、他人がエリートであってほしいとか、一切求めたことがないつもりだった。正直どうでもいい、50年後、きみがエリートだったことなんか誰も覚えていない、きみがいくら、自分がいかに優秀であったか雄弁に語ったところで、面倒くさくてながったらしい年寄りの話にしかならないのに。きみの頭がボケる頃には、みんな君に早く死んでほしいと願うとおもう。
別に君はかわいくない。若さだけが取り柄。若くて、学生だから、若い学生をたぶらかせるステータスのために君を選んだんだとおもう。君が若さを失ったとき、君には何が残るのか見当がつかない。
やたらと男の愚痴をペラペラと話して、甘えて、頑張ってるつもりになってるのかもしれない、そういうつもりはなくても、私はまあアイツに遊ばれてやってんのよ、アイツに付き合ってやってんの、そういう風に男の愚痴を口にする。そして、ときどき、ふと見せる自信のなさげな表情や、他人からのエリート評価にすがろうとする。ねぇ、わたし、優しくて可愛くて、純粋で。そうそう、確かに、確かにそう。シンプルさがある。そう、すぐに騙されちゃう、純粋なんじゃなくてそれはきみの頭が悪いから。それでも君は、エリートの輪郭を躍起になってなぞろうとしてくる。ガサツさが、すべてを台無しにしていることに気付いてない。顔、学歴、年収。次の瞬間、ハッとして、でもやっぱり優しい人が良いなあ、だなんて、君のいう優しいエリートな人は、君というエリートじゃなくて平凡以下の能力と、見かけ倒しに弱い性格を、一途に愛してくれる、神様みたいな心をもった人じゃないといけない。おやおや、なんて純粋な子だろう。こんな、汚いインターネットの路地裏に倒れて、どうしたんだい、なあに、お金の心配なんてしなくていいさ、ほら、僕はご覧の通り、ハイスペエリートだよ。ここでは、みんなが僕を神様って呼んでいる。君だって、神様からの恩恵を受けたいからここにいるんだろう?神様の僕が君を受け入れたんだから、君はもう天使ようなものさ。天使、さあさあ、どうだい、そう呼ばれるとなんだか、自分までエリートになった気がしちゃうだろう?そして君は実際に、選ばれたのさ、天使に。僕によって、神様によって。特別な天使。もう、自分のステータスに悩まなくていいんだよ、だってもう君は天使なんだから。美しくあるためには静かに、大人しく、頷けばいい。ごちゃごちゃ言わなければ君は愛されてることになる。何だったら、この様子をInstagramに投稿して、他の子に自慢しちゃってもいいよ、神様ナウってね。おっと、でもダーリンとは呼ばないでくれ。彼ピッピでもないからね。さあ天使、君の体を、こちらに。今から、ハイスペエリート神様の言いたいことを、ギュッと詰め込んだ情報を、なるべく静かに君に伝えたいとおもう。アッアッアッ、イキそう…!出すよ!こうして、慈悲深げに神様は天使に射精をした。かくして、君は天使となった。アッアッアッ…アーメン!!!!!!!!!!!