冷静と失禁のあいだ

死ぬまで踊り続けるマグロさんの話

グレートであるための幾つかの愚かさ

だいぶ前に葬った記事を再掲。

 

物凄い今更『グレートギャッツビー(華麗なるギャツビー)』のディカプリオ版をみる機会があって見たんだけどあれはあれで、下品で過剰でとても良かった…

デイジーは文字通り美しいおバカさんだったしギャツビーはディカプリオだと育ちの悪いイタリアの小僧という感じで、ロバートレッドフォードの時とかなり真逆だけど上品さ全部抜いて当時あったであろうジャズの新鮮さとかにも重きが置かれててわたし的にはすごく好きだった~でもロバートレッドフォードかっこいいから初期のが好きかもと思いつつどっちもブルーレイとDVDそれぞれ買ってしまった…


『グレートギャッツビー』は過去は取り返しがつかないし、華やかさと儚さが描かれててとても好きな作品なのでオススメです。デイジーは前へ前へ、過去に押し戻されることなく無情で我が儘で、一時の快楽を現実逃避として認識していて、この点、非常に女の子として正しいあり方で生きてると思います。一方でギャツビーは過去をやり直そうとして、デイジーとの関係を現実逃避ではなく現実にしようと必死になります。
村上春樹の『ノルウェイの森』も同じようなテーマで書かれていて、読み比べるといろいろと発見があったり楽しい。


大学生もいよいよ終わりに近づいて、最近は色んな人と疎遠になってしまったので、ようやくフィッツジェラルドの言葉の重みを実感してきました。おしまい。